2017 高知 重賞一覧

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高知 2017 重賞一覧

日付 重賞 距離 場所 条件 交流 勝馬
※特記なしは全てダート。
高知は重賞格付けを行っていないので便宜上賞金を記載(1着賞金、単位は万)
3歳
03/20 土佐春花賞 160 1300 高知 3歳 パッパカ
05/14 黒潮皐月賞 160 1400 高知 3歳 地区 フリビオン
06/18 高知優駿 500 1900 高知 3歳 全国 フリビオン
10/15 黒潮菊花賞 160 1900 高知 3歳 モズオトコマエ
11/26 土佐秋月賞 160 1600 高知 3歳 地区 カレンラヴニール

土佐春花賞

明け3歳初の世代重賞土佐春花賞はパッパカ
中団前から競馬を進めたパッパカは3角でフリビオンより先に仕掛け、直線力強く伸びて優勝。2歳重賞を両方制した1番人気のフリビオンは3~4角で内に封じ込まれ3着。5連勝でストップ。2着に逃げたバーントシェンナ。

黒潮皐月賞

黒潮皐月賞は高知生え抜きフリビオン
いつも通りバーントシェンナがハナを主張し、フリビオンは若干の出遅れ。後方集団の真ん中あたりから向こう正面で早めに進出したフリビオンは、長い脚で3角で4番手、4角で3番手に上がる。前は逃げたバートシェンナと番手ワンダフルメモリーが突き放し、5馬身以上の差があったが、フリビオンはゴール前に一気に差し切り、そこからあっという間に2馬身差を付け優勝。2着に逃げたバーントシェンナ。

高知優駿(黒潮ダービー)

1着賞金が一気に増額され500万円となった高知優駿(黒潮ダービー)はフリビオンが連勝
ここもバーントシェンナが好スタートから追って先手。後は隊列を主張せず、出たなりで縦長の展開。笠松のマルヨアキトが番手、先団5頭を見るようにフリビオンが中団から。スローを嫌がった佐賀スーパーマックスがホームストレッチで押し上げてペースが上がる。フリビオンもジワりとポジションを上げ、3角で3番手から前2頭を追う。直線に向くと粘るバートシェンナに並ぶ間もなく差し切って後は独走。逃げたバーントシェンナまたも2着。
高知競馬の土日のナイターや、ネット馬券の努力も実り、全体的に賞金が増額となっている高知だが、ダービーの前年比5倍は異例。さらに賞金増額で全国交流競走に指定され、他地区からも遠征があり、笠松、名古屋、佐賀から4頭が参戦。佐賀2騎は残念ながら競走中止してしまったが、賞金の安い(かった)高知の過去の状況を顧みると高知の賞金目当てに他地区からというのが感慨深い。2012年にはダービー1着賞金全国最低の27万円が、5年後に500万円。ダービーシリーズに組み込んだことで多少の無理はあるかもしれないが、賞金を18倍にまで押し上げた努力を称賛したい。

黒潮菊花賞

黒潮菊花賞はモズオトコマエ
フリビオンが翌週の西日本ダービーへ向かい、三冠回避。人気は中央から転厩後地方負けなしの2頭が集めた。レースは好スタートからいつも通りバーントシェンナが逃げ、モズオトコマエは外の3番手。2周目の向こう正面で押し上げ3角先頭。直線に向くと後続を寄せ付けず圧勝。2着に中団から伸びた2番人気カレンラヴニール。ライバルがいなくなって腑抜けたかバーントシェンナ8着。

土佐秋月賞

世代重賞最終戦土佐秋月賞はカレンラヴニールが重賞初制覇
いつも通りバーントシェンナが好スタートから先手。パッパカ、センテンスプリング、レーヴムッシューと続きカレンラヴニールは外を回って先団の後ろに付いた。3角付近でレースが動き、前と後ろに馬群が分かれる。パッパカがバーントシェンナを捉えると、レーヴムッシューもこれを追う。カレンラヴニールは大外を回って4角で3番手まで追い上げる。直線に向くとパッパカが粘り、外から間にレーヴムッシューを挟んでカレンラヴニールが追い上げ、ゴール直前にパッパカを捉えて優勝。

古馬
01/22 大高坂賞 200 1400 高知 4上 サクラシャイニー
02/05 黒潮スプリンターズC 200 1300 高知 4上 全国 カッサイ
02/19 だるま夕日賞 200 1600 高知 4上 イッツガナハプン
03/14 黒船賞 Jpn3 1400 高知 4上 指定 ブラゾンドゥリス
03/26 御厨人窟賞 200 1400 高知 4上 サクラシャイニー
04/16 二十四万石賞 200 1900 高知 4上 セトノプロミス
04/26 福永洋一記念 200 1600 高知 4上 カイロス
07/23 トレノ賞 200 1300 高知 3上 ヒロノカイザー
08/27 建依別賞 200 1400 高知 3上 カッサイ
09/18 珊瑚冠賞 200 1900 高知 3上 フリビオン
11/05 黒潮マイルCS 160 1600 高知 3上 ワイルドコットン
12/31 高知県知事賞 260 2400 高知 3上 フリビオン

大高坂賞

大高坂賞は今年もまだまだ元気な御大サクラシャイニーが3連覇
先団から捲り気味に上がって、4角から突き放す競馬。4歳と6歳を突き放して断然の1番人気11歳馬が4馬身差圧勝。さすがは元中央オープン馬衰えず。2着にボスキャラ。

黒潮スプリンターズC

黒潮スプリンターズCは地元のカッサイが重賞初制覇
番手を進んだカッサイが、逃げた園田のランドクイーンを直線で捉え、後ろから来た兵庫ダービー馬インディウムを抑えた。2~4着が兵庫勢、下級条件の川崎勢3頭は下位独占。

だるま夕日賞

だるま夕日賞は1番人気イッツガナハプンが重賞初制覇
好スタートのディアマルコを抑えて、カッサイが主導権。向こう正面で手が動いた中団のイッツガナハプンが、4角外から猛追し、直線半ばで捉えると後は流してゴールイン。2着カッサイ、3着ディアマルコ。

黒船賞

高知唯一の交流重賞黒船賞はブラゾンドゥリス
1番人気ニシケンモノノフが逃げ、中央勢が先団を形成。3番手を進んだブラゾンドゥリスが直線良く伸び重賞初制覇。2着に中央勢では一番後ろから進んだキングズガード。唯一先団に食らいついた兵庫トウケイタイガーが地方最先着の6着。ディアマルコは序盤は前に行こうとしたが、ついて行けず後退し10着。

土佐春花賞

土佐春花賞はパッパカが重賞初制覇
バーントシェンナが逃げ、先団を形成したフリビオンパッパカが4角で並びかけ、3頭が後続を引き離しての追い比べ。差し切ったのは外のパッパカ。1番人気の2歳王者フリビオン3着。

御厨人窟賞

御厨人窟賞は御大サクラシャイニーが重賞連勝
好スタートのサクラシャイニーはマウンテンダイヤの番手で進め、3~4角の中間で先頭に立つと後は軽々押し切って優勝。後方からのマルマロスが4馬身差2着。

二十四万石賞

二十四万石賞はセトノプロミス
団子状態の馬群で先団を見ながらのセトノプロミスは、3角で内を掬って4角先頭から後は突き放して優勝。中央から転入後3戦目で重賞制覇。逃げたカイロスが2着に粘った。

福永洋一記念

福永洋一記念はカイロスが高知では初重賞制覇
好スタートから番手に控えたカイロス。1番人気の御大サクラシャイニーは中団から。3角で先頭に立ったカイロスはそこから追い通しだが、バテる2番手以下を引き離して優勝。2着にメイショウソレイユ。カイロスは2013年最後の福山ダービー馬。その時の鞍上も佐原秀泰騎手。当時は那俄性厩舎ではなかったものの、馬、騎手、調教師と福山出身で何か胸が熱くなるトリオ。

トレノ賞

トレノ賞はヒロノカイザーが重賞初制覇
カッサイ、カイロス、セトノプロミス、サクラシャイニーなど重賞ウイナーが先団を形成。その直後に付けたヒロノカイザーが3、4角中間で内から順位を上げ、直線に向いて先頭に立つと後は押し切って優勝。高知転入後は大崩れなく、前走初めて連対を外したが、ここは好騎乗も光った。2着にセトノプロミス。1番人気御大サクラシャイニー9着

建依別賞

建依別賞はカッサイ
好スタートから先手を取った1番人気のカッサイ。他の馬がほとんど競りかけず、ほぼ決まり。ただカッサイはスローに落とさず、力で捻じ伏せる競馬。ペースを上げて、食らい付こうとする先行勢を潰し、後続も封じ込めて2馬身差とはいえ圧勝。最後方にいたチャオとワイルドコットンが2、3着。

珊瑚冠賞

珊瑚冠賞は高知生え抜きフリビオン
快速カイロスと1番人気カッサイが好スタートから前。フリビオンは中団内目の6番手から前までは5馬身程度。向こう正面で外に持ち出して、3角で先頭に立ったカッサイを猛追。4角までに2番手まで押し上げ、直線半ばで楽々カッサイを差し切り、後は3馬身差を付けて快勝。自身初の古馬混合戦を勝利し、高知三冠に向けて視界良し。このレースの初の3歳馬の勝利でもある。

黒潮マイルチャンピオンシップ

黒潮マイルチャンピオンシップはワイルドコットン
いつも通りカイロスがハナを主張。これにホームストレッチで番手で出た1番人気ウォーターサルーンが交わす。ワイルドコットンは後方2番手から。ウォーターサルーンはカイロスを大きく引き離し3馬身のリード。向こう正面で徐々に進出するワイルドコットン。内を掬って4角では先頭に踊り立つ。行き脚反応の良いワイルドコットンがそのまま押し切って優勝。ウォーターサルーン2着。

高知県知事賞

高知競馬のグランプリ高知県知事賞は高知生え抜きフリビオンが1年を締めくくった。
紅一点ティアップリバティとカッサイが前。フリビオンは中団グループの後方8番手。道中は動きなく仕掛けどころは長距離でも変わらず向こう正面中間地点。フリビオンはいつも通り反応鈍く、西川敏弘は大きなアクションで追い出し開始。それでもいつもよりは早々に先頭に追い付き、前にティアップリバティを残すのみで4コーナー。直線に向きティアップリバティを交わしフリビオンが先頭に立つと、後は大勢決し4馬身差快勝。2着に中団から伸びたチャオ。

2歳
11/18 黒潮Jr.CS 140 1400 高知 2歳 ヴァリヤンツリ
12/28 金の鞍賞 140 1400 高知 2歳 ネオプリンセス

黒潮ジュニアチャンピオンシップ

高知デビュー馬限定の黒潮ジュニアチャンピオンシップはヴァリヤンツリ
圧倒的1番人気のここまで4戦4勝ネオプリンセスが最内からスタート良く先手。番手にスピーディダブル、サードレディ、ヴァリヤンツリと続き、前はここまでが一団。3角で馬なりで引き離すネオプリンセスに、1頭だけヴァリヤンツリが大きなアクションで追撃。直線に向くと、ネオプリンセスの手応え案外で外からヴァリヤンツリが交わして4連勝。2着にネオプリンセス。高知で新馬が戻ってから3世代目。この世代最初の重賞を制した。

金の鞍賞

高知2歳チャンピオン決定戦金の鞍賞はネオプリンセス
黒潮ジュニアチャンピオンシップでは差されたがネオプリンセスがここも人気を集め、中枠からスンナリ先手を取るとマイペース。ネオプリンセスに唯一土を付けたヴァリヤンツリは向こう正面に入ると仕掛け、ネオプリンセスの直後に付ける。3角で2頭が突き放すとネオプリンセスが抜け出し優勝。ヴァリヤンツリ猛追も及ばす半馬身差2着。

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重賞戦線

Posted by 函館孫作