エージェントの問題点

JRAが短期免許の外国人騎手の人数を見直すようだが、

上手い騎手はどんどんくればいいし、
それを日本人騎手は見て、技術を盗めばいい。

現状では同時期に最高5人まで短期免許が取得できるようだが、
これについても、もっと増やすべきだと思うし、

各国のオフシーズンには、是非日本でその手綱さばきを披露して欲しいとも思う。

さて実際に、上限を増やすのか、減らすのかは定かではないが、
一部報道では減らすのでは?という憶測が流れている。

大凡、筆者も減らす可能性の方が高いと見ているが、
背景には、外国人騎手の大活躍にあると思う。

昨年度より、デムーロ、ルメールの両外国人騎手が
JRAの通年免許を取得し、年間100勝を悠々クリア。
ムーアがマイルCSを制したり、
バルジューが今年に入って、通算100勝、
ヴェロン、ベリー、シュタルケあたりもコンスタントに勝ち星を重ねている。

コントレラスは大馬鹿だったが、総じて外国人騎手の評価は高く、
活躍していると言っていい。

上手い外国人騎手が、日本で乗るのは、
馬主にとっても、調教師にとっても、ファンにとっても、良いことだと思う。
騎乗機会を減らされる、日本人騎手がもっとも危惧しているところだと思うが、
長い目で見れば、技術を盗めるチャンス。
悪いことばかりではないはずだ。

このことから、騎乗機会を奪われた騎手からクレームがあったかどうかは知らないが、
逆に日本人騎手の保護に意見が傾き始めてもおかしくはない。

しかしちょっと待ってもらいたい。
短期免許の外国人を減らすことは、上記のメリットを見るにあたり、
良い効果を生むとは思えない。

わざわざ下手くそな騎手を手厚く保護することは、
全くもって必要ない。

では何が問題なのかと言えば、
異常なほど集まる、騎乗依頼であると言える。

来日初日の開催で、海の物とも山の物ともつかない騎手に、
よくもまあ、騎乗依頼が出せるものだと感じる。

日本人の困った西洋かぶれか、
外国人騎手だと言うだけで、ありがたがって乗せるのはいかがなものか。

特に、短期しか日本にいない騎手が、新馬を育てようと騎乗してくれるとも思えず、
新馬に短期免許の外国人がいたりすると呆れてしまう。
身元を引き受けている、調教師や馬主なら、まだ、考えが及ぶところだが、
こればかりは騎乗依頼者の意識の問題か。

では一体、どこを改善すればいいか。

上記のとおり、下手くそな騎手、向上心のない騎手を保護する必要はなく、
今はまだ上手くなくても、向上心のある若手騎手、
騎乗技術はあるが、単純に機会に恵まれていない騎手を保護するのが、
本当の目的であるならば、やることはただ一つ。

エージェント制の改正である。

騎乗依頼の偏りから考える、エージェント制の改正ポイントは、1点のみ
単純に「エージェントの複数騎手の担当禁止」である。

公正競馬をお題目に掲げるJRAとしては、
当然エージェント制を導入した際に、決めておくべきことではなかったか。

騎乗依頼の偏りで真っ先に思い浮かぶのが、複数騎手を担当している
エージェントの暗躍(といったら聞こえが悪いが)である。

数年前に、大量の騎手を兼務していたエージェントのやりかたがあまりに酷く、
担当騎手を3名+新人騎手1名という制約が増えたという話もあるが、
この段階で、専属騎手を1人にしておくべきだった。

それでもなお、エージェント同士が、密接にやり取りをすれば、
騎乗馬が偏らせることは出来るが、これはエージェントが存在しなくとも、
先輩から後輩や、厩舎の関係性からあり得ることで、致し方ないとも言える。

例えば
複数の担当騎手がまかり通る現状のルールであれば、
もし筆者が騎乗依頼する側の立場にあったなら、
武豊が一番上手いと知っていても、
ミルコ・デムーロ、クリストフ・ルメール、浜中俊を擁する
豊沢氏に声をかけたいと思う。
なぜなら、騎乗馬がかちあった場合の抑え騎手が強力だからだ。

この例えで、騎乗技術のレベルと、騎乗依頼の量が比例しないことが多々あるという事がお分かり頂けると思う。

他にも、エージェントの改正点としては、
2.兼業禁止
3.馬券購入、予想行為禁止

が挙げられる。

ちょっと検索すれば、殆どのエージェントが、
競馬専門誌、専門雑誌などの競馬メディアの記者やトラックマンであることが分かる。
本業は、競馬の予想を生業としている輩達であるが、
騎手と調教師、馬主の間に、こういった人たちが存在することに、非常に違和感を感じる。

この人たちを非難する理由はなく、専門誌や専門雑誌の情報には大変お世話になっているが、
予想行為を禁じられている人たちを結ぶ人が、予想行為を生業としているのは、
公正競馬の立場を非常に危うくしていると言える。

そこで、兼業禁止と馬券購入、予想行為禁止を提言したい。

またエージェント制の問題ではないが、
騎乗依頼の量を平等にする方法として、
調教師、騎手の報酬変動制が考えられる。

上手い騎手、上手い調教師には、それ相応の報酬を支払うべきだし、
馬主の選択肢も多様化するだろう。
経済活動は需要と供給のバランスが大切なはずである。

とにかく乗りたいとなれば、報酬0でもいいのではないか。
実際余りにも露骨に、報酬0が増えると、
デフレスパイラル(この場合意味は違うが)を巻き起こす可能性もあるので、
どこかに制限を設ける必要はありそうだが。

例えば、厩舎所属でお給料を貰えるような新人騎手であれば、報酬をカットしてもいいのではとも思う。
もちろん、「勝っても負けても給料一緒」と考えるような向上心のない人には不向きな内容ではあるが。

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