大阪杯 G1昇格

来年度より、大阪杯がG1に格上げされる公算だ。

G1昇格の基準である近3年の平均レーティングは115ポンド
であるとのことで、どうやら内規を満たす。

筆者は、日本がパート1国になった2007年に、
国内の重賞が個別に国際セリ名簿基準委員会の審査されたことにより、
格付けは国際セリ名簿基準委員会が行うものと誤解していたが、

基本的には「パート1」が認められた国・地域では、
そのエリア内で組織された格付け組織がこれらの格付けを行い、
国際セリ名簿基準委員会はこれを自動的に承認するという流れのようだ。

大阪杯はここ数年、出走馬のレベルが高く、
本番である春の天皇賞よりもメンバーが揃う事、

同時期のドバイミーティングや香港に、
ミドルディスタンスを求める競走馬が流れる事、
を考慮すると、宝塚記念前に中距離の目標があるのは、
ローテーションとして望ましい。

JRAがここまで大阪杯をG1申請しなかったのは、
天皇賞春との兼ね合いだろうが、
選択肢が、香港、ドバイ、大阪杯と別れる状況であれば、
天皇賞春の出走馬に変動はないとの判断だろうか。

さて、本年度の大阪杯は桜花賞の前週に位置し、
このまま昇格となると、宝塚記念まで中11週と遠く、
また、ここが始動となる馬も多いことから、
G1昇格ともなれば、ステップレースの配置等を考慮して、
時期を後ろにスライドさせることが予想される。

ただし厄介なことに、間に12日間の3回京都があるので、
京都開催の開催日数も含めて、大幅に変更を強いられそうだ。

阪神開催を基準にすれば、2回阪神の最終日に大阪杯、
3回阪神の開幕週に宝塚記念で中4週。
ダービーや安田記念からの出走は促せないが、
殆ど実績は無いので、どうでもいいとも言える。

現状の宝塚記念を基準にすれば、宝塚記念の3週~5週程度前の開催が理想だが、
京都開催のど真ん中。京都開催に変更もあり得るし、
京都→阪神→東京→東京→中山と古馬中距離戦線も収まりがいい。

昇格する予定の重賞をその年に施行競馬場を変更するには、どの程度の基準があるのか不明だが、
ジャパンCダートを見ていると、その性格を引き継いでいると言えば、
それで済みそうな気配もある。

ただし京都で大阪杯はないので、競走名の変更も考えなければならないが、
カタカナで愛着もセンスもないレース名にはならないことを祈りたい。

さらにもう一つ期待として、札幌と函館開催を入れ替え、宝塚記念を前倒し、
現在の宝塚記念付近に札幌記念を移設し、大阪杯→宝塚記念→札幌記念の中距離3連戦という構想も可能。
(※札幌記念がG1昇格基準を満たしているかどうかは、また別途調査する)

ともあれ、国内に中距離の選択肢を増やすことは改善であると思うし、
良いレースが見られるチャンスが増えることは競馬ファンとして嬉しい限り。

武豊G1全制覇に向けて、障壁が増えると共に、楽しみもまた増えそうだ。

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