JBC2歳優駿創設は誤審風化が狙いと思われても仕方ないのではないか

2020年のJBCに新たなカテゴリーが創設されることになった。

2020年は11月3日にJBCを大井競馬場で開催すると発表し、
同時に、JBC2歳優駿を創設すると発表した。

以前「中央開催成功を受けて期待するJBC次の一手」と題し、
JBC2歳優駿の創設を期待した記事を書いたが、まずまず方向性は期待通りだろう。

ところが、よくよく施行内容を確認すると、どうもおかしな思惑が見え隠れする。

というのも、まず施行時期において、北海道2歳優駿との兼ね合いを懸念したが、
どうやら同時期に開催されていた北海道2歳優駿を改称させたものということであり、
回次をリセットし、開催競馬場も門別で実施するとのこと。
従来のJBC3レースとは別に門別で実施するという事らしい。

疑念が生じる内容として、
北海道2歳優駿が競馬史上みっともない事件である誤審のあったレースであるということ。
内容はほぼ変わりなく、このレースを改題だけしているということ。
回次を1回に戻すということ。

確かに北海道2歳優駿はJBC2歳優駿を実施する上で、競合する。
北海道では2歳馬の重賞も早い時期から行われ、
道営独自グレードの最高格であるH1のブリーダーズゴールドジュニアCすら8月に施行しているわけで、
北海道2歳優駿は前倒しに実施しても良かったのではないか。
45回を数える歴史のあるレースを廃止するには、やや性急ではないか。

また、JBCの名を冠しているのにも関わらず、なぜ競馬場を別にするのか。
当然創設であればJpn1格は取得できるはずもないが、同一競馬場で4レース実施すればいいのではないか?
(馬場貸しと言われようとも)折角の中央を巻き込んだ指定交流戦である、騎手等の人資源を分散させる必要はあるのだろうか。
逆に同日別場開催であれば、北海道2歳優駿の名を変更する理由はどこにあるのだろうか。

名称変更は重賞競走と言えども、割とよくある事象である。
例えば交流重賞であれば、NTV盃→日本テレビ盃や開設記念→佐賀記念など
道営のレースであれば、日本中央競馬会理事長賞→赤レンガ記念など
レース名は変わっても、それでも回次は引き継がれていた。

北海道2歳優駿の累年成績であれば、2018年度の備考欄には間違いなく、「誤審」とあるはずだ。

しかし名称を変え、回次をリセットするという事になれば、重賞の累年成績などで、
「北海道2歳優駿」を見る機会が激減することになろう。

これが風化を狙ったと疑っている理由である。

誤審があった。これはもう起こってしまった以上、どうしようもない。
だが、それを歴史の中に埋めて行こうとするのはいかがなものか。

「北海道2歳優駿を改称して第1回JBC2歳優駿として門別で同日開催する」
「歴史の中に埋もれさせて、風化させたい。」

同じに見える/聞こえるのは筆者だけだろうか。

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