中央開催成功を受けて期待するJBC次の一手

今年のJBCはJRA京都競馬場で開催され、JRA的にはそうでもないが、
JBCとしては大成功だったと言えるだろう。
売得金はそれぞれ、JBCスプリントが39億円、
JBCレディスクラシックが42億円、
JBCクラシックが75億円と
中央のG1レース1つ分の売り上げでしかないが、中央で開催され、
普段地方競馬を見ない人にも、JBCというG1級レースが
同日開催されるイベントがあることくらいは周知されたのだろう。

JBCは今年は地方競馬では1、2を争う人気イベントを中央で開催するという
コンテンツそのものと1年と言う時間を使って大々的な広告を行ったということで、
来年以降のJBC、地方競馬の活性化と売り上げに期待したい。

来年2019年度は浦和競馬場で施行される予定だが、既にコースやスタンド改修が進み
従来であれば、JBC開催の内規を満たせない競馬場であったが、
2000mのスタート地点を12頭立てに拡幅し、3角のコーナー整備、
待機馬房、宿泊施設、ウィナーズサークルの設置など大改修の様相。

かつては累積赤字が25億円まで膨らみ、存続すら危ぶまれたが、
経営努力から2009年度には累積赤字解消、県とさいたま市への配分金を拠出。
昨年度は過去最高の売上高を記録している。
黒字転換から設備投資が可能になり、さらにJBCを起爆剤にしたい考えだ。

さて、JBC京都の成功。
来年度の浦和だけではなく、その恩恵を2020年度以降の地方競馬にも波及させたい。

そこで、JBCのレース拡充を提案したい。
と言っても、JBCは8年前にレディスクラシックを新設し3レース制となったが、
ダートで施行するカテゴリーには、もうほとんど余裕がない。

そんな少ない余裕の中、まずは、すでに考えはあるようだが、JBC2歳優駿。
同時期に門別の北海道2歳優駿が行われており、
こちらを前倒しに移動しなければならないが、時期的には問題ないことが逆に言える。
施行距離はマイルでいいだろう。
現状門別で実施される見通しは立っていないが、門別開催の際に移設するのも手である。

残るカテゴリーはマイルと長距離路線なのだが、
JBCは持ち回りで施行されていることにより、
その施行距離はまちまちで、クラシックが最短で園田の1870m、
スプリントはその名もJBCマイルと名前を変更して川崎の1600で施行されたこともあり、
JBCマイルを用意したところで、出走馬が分散されてしまう。

12ハロン程度の長距離路線も競馬全体でほとんど施行されておらず、
こちらも出走馬はクラシックと重複するし、
小回りの競馬場をスローで何周もするのを見ているのは苦痛である。

この2つのカテゴリーに関しては現状で細分化されていない日本のダート路線では、
必要のないレースであろう。
3つのレースともに3歳馬が戴冠したこともあり、11月に年齢別も興を削ぐ形になりそうだ。

では何を拡充すればいいか。

地方競馬にしかない魅力を提案するしかない。
それは世界で唯一のばんえい競馬である。

JBCばんえい。

地方競馬の枠組みとして考えれば、簡単に実施できそうだが、
実はこれについては大きな障壁がある。
まずJBCは各主催者、JRA、JBC協会が賞金を拠出するわけだが、
ばんえい競馬については、JRAとJBC協会にメリットが基本的にない。

というのも、JRAは当然ばんえいに出走させることは出来ない。
JBC協会については、実はサラブレッドの生産者による社団法人であり、
ホッカイドウ競馬を支援してはいるものの、JBCが地方競馬の祭典と言われ、
従来地方でしか開催されていなかったので、JBC=地方と思いがちだが、
実は地方競馬の団体ではない。

となると当然と言えば当然なので、ここはJBCの名前をばんえいに貸し、
同日にばんえい重賞を実施し、相互発売をするということでどうだろうか。

コースや輸送も問題があるので、施行競馬場は帯広限定となるが、
(模擬競走は平地で実施されたことがあり、大井、川崎、船橋、水沢で実施はしている)
(廃止された旭川、岩見沢、北見は施設自体撤去されている)
各地方競馬場の大型モニターを利用して、
本場のレースを1レース分空けて、リレー中継してはどうか。

すでにカテゴリーは飽和しており、現状でこれ以上のレース増加は見込めないだろう。
単純なレースを増やすと言う手法だが、いかがだろうか。
当然レースの拡充だけでなく、改善できる内容は沢山ある。

折角成功したJBC京都である。
JBC次の一手を期待したい。

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