石川ダービー新設

金沢競馬にダービーが新設された。
その名も「石川ダービー

地方競馬で唯一ダービーという呼称のレースがなかった金沢競馬。
従来、時期的にも賞金的にもMRO金賞が3歳の頂点となっていたが、
今年から名実ともに3歳のトップが明確になることだろう。

2006年からダービーウィークとして、高知、金沢のを除いた6つのダービーが
名を連ねていたが、今年からダービーシリーズと名を変え、
高知も参加し、ついに全国の地方競馬すべてのダービーが、
このシリーズに組み込まれることになった。

さて、金沢にダービーが新設されたことで、
いくつか疑問に思う点がある。

実は金沢にはかつてダービーと呼称されたレースがあった。
1999年から2004年までの計6回、1900mで7月に施行されたの日本海ダービーである。

まずは、なぜこのレースを復活としなかったのか。
サラブレッド系のレースで、13年間休止扱いだったとしても、何の違和感もない。
開催休止、時期移設、距離延長、賞金の増額は、
地方の重賞としては、日常的に行われている変更のように思う。

「日本海ダービー」という素晴らしい呼称。
6度の施行実績があれば、新設よりファンの愛着は沸くだろう。

復帰案がある中で、却下されたのか、復帰案すらなかったのか気になるところ。
こうやって訳のわからない累年成績が増えていくのである。

次に、気になるのが三冠体系であるが、石川ダービーの新設で、
従来の北日本新聞杯→MRO金賞→サラブレッド大賞典三冠だった体系は、
北日本新聞杯→石川ダービー→MRO金賞→サラブレッド大賞典で
四つの大レースを転戦することになる。

何かを削って三冠とするのか、四冠とするのか。どういう体を想定しているのだろうか。
過去プライムキングが三冠を達成した時は、MRO金賞が古馬混合の条件重賞で、
サラブレッドチャレンジCがまだ存在した。
ノーブルシーズが達成した時はサラブレッドチャレンジCが廃止されていた。

そういえば日本海ダービーとサラブレッドチャレンジC双方が存在した時期は
三冠馬が出なかったが、センジュチカラがMRO金賞→日本海ダービー→サラブレッド大賞典と
3つ大レースを制したが三冠とは呼ばれなかった。

三冠体系にメスを入れるとこのように、
過去同格の競走を制しながら、三冠馬と呼ばれなかったり、
不遇な扱いを受ける馬が出てくるわけだが、
過去、その競馬場を盛り上げた名馬のことも少しは考えたほうがいい。

そういった意味では、
MRO金賞あたりに副題で(石川ダービー)と付けても良かったのかもしれない。

もう一つ付け加えるのであれば、それぞれのダービー優勝馬に、
ジャパンダートダービーダービーグランプリ西日本ダービーへの
優先出走権を認めるべきであろう。

とはいえ石川ダービーは、普通に重賞として認知され、
金沢の3歳馬の頂点を決めるレースになるだろう。
ただ、1ファンの目線として、
これが最適な重賞の配置、施行かと言えばそうではなかったと言える。

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