理論上は45kgで騎乗可能

9月の末日、一頭の500万下の白毛馬が脚光を浴びた。

すでに白毛馬というのも珍しい訳ではなくなったが、
この馬、藤田菜七子が47kgで騎乗するということになったから驚きである。

ハンデ戦の重賞であれば、下限は48kg。
ほとんどの人が48kgまでしか記憶にないのだろう。
報道の通り、1979年11月のアラブSでリオノルテに騎乗した国兼正浩以来、
38年ぶりとなるレアケースだそうだ。

さて実際にどういう仕組みになっているのか、気になったので調べてみた。

まず、定量は57kg

これに3歳馬のアローワンスとして-3kg

年齢によるアローワンスは距離と月別に設定されており、
9月の2200m以上のレースでは-3kgと規定されている。

※規定としては1月から5歳以上における4歳馬と3歳馬共にアローワンスが設定されているが、
現在の中央競馬において、古馬混合競走が始まるのが、ダービーの終わった翌週。
ということで6月からの実施となっている。

牝馬のアローワンスとして-2kg

※3歳の1月以降は-2kg

南半球産馬のアローワンスで-2kg

※南半球産馬のアローワンスも距離と月別に設定されており、
9月の2200m以上のレースでは-2kgと規定されている。

最後に減量騎手で-3kg

出てきた数字を引き算して

今回のカスタディーヴァ
定量 57
三歳 -3
牝馬 -2
南半球 -2
減量 -3
斤量 =47kg

という仕組みである。

実際に最低斤量の可能性としては、
定量 57
三歳 -4
牝馬 -2
南半球 -3
減量 -3
斤量 =45kg

今年度のレースで言えば、6月10日の東京8R 500万下に
南半球産の3歳牝馬に-3kgの減量騎手が乗ることで、上記斤量は実現できる。

ちなみにオープン競走の3歳アローワンスは-5kgであるが、
現行の中央競馬では、平場オープンが施行されず、
特別競走のみの施行なので、減量騎手の-3kgが適用されないため、
条件戦でのみ最低斤量の可能性がある。

更に余談だが、
1964年3月8日の第14回ダイヤモンドS
キクノヒカリの7着に敗れたリンドウ牡6歳は45kgでの出走だった。
※当時のハンデ戦の斤量規定が現在と違うため
当該レースのトップハンデはスズトツプランの59kg(3着)
で1番人気だったというのだから、予想する方も大変だ。

興味のある方は、JRAよりPDFで配布されているので、
下記文書などをご覧いただくと無駄知識が増えること間違いなし。

競馬番組一般事項I(10)
競馬施行規程第73条

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