宝石のレース名
本日はダイヤモンドS
1951年創設の割と歴史のある、長距離ハンデ戦の名物レースである。
さてこのレース名をどのように捉えるかというところだが、
タイトル通り最もポピュラーな宝石の名称が由来している。
ではなぜレース名に用いたのかというと、
現在は2月の施行だが、1951年の創設当初ダイヤモンドSは4月の施行だった。
4月のダイヤモンドと言えば、誕生石である。
2月とダイヤモンドは一切関係がない。
これもまた皐月賞と同じように暦を間違えたレースなのである。
ということでまたもレース名に誕生石を用いたものを調べてみた。
誕生石の設定自体が、商売絡みなのだろう。
宝石商組合が後から設定したり、追加したりして一定ではない、
また国によって変化したりするが、
一応以下が日本で一般的に知られる一覧である。
| 1月 | ガーネット |
| 2月 | アメジスト |
| 3月 | アクアマリン、コーラル、ブラッドストーン |
| 4月 | ダイヤモンド |
| 5月 | エメラルド |
| 6月 | パール、ムーンストーン、アレキサンドライト |
| 7月 | ルビー |
| 8月 | ペリドット、サードニックス |
| 9月 | サファイア |
| 10月 | オパール、トルマリン |
| 11月 | トパーズ、シトリン |
| 12月 | ターコイズ、ジルコン、タンザナイト、ラピスラズリ |
レース名をよくご存じの方なら、
割とレース名になっているのに気付かれると思う。
ガーネットS(1月)
中山競馬場のダート1200mのG3で施行
2008年に廃止されたが、格付け以前、オープン特別、条件戦時代を含めて全て1月に施行
アメジストS(2月)
東京競馬場の芝の中距離、準オープンで施行
中山でのオープン特別時代の1992~1996年まで3月に施行
準オープンに降格した1997年より2月施行
アクアマリンS(3月)
中山競馬場の芝の短距離、準オープンで施行
ほぼ3月開催だが、開催の切れ目で2月末だったり4月頭だったりすることも
コーラルS(3月)
阪神競馬場のダート短距離のオープン特別
開催は3月末の設定でほぼ一定だが、カレンダーの影響で4月開催が多い
ブラッドストーンS(3月)
春天のステップだったが、いつの間にかダートの短距離の準オープンで定着
3200m時代は4月に入り込むことが多く、
現在は2月末になることもしばしば
ダイヤモンドS(4月)
東京競馬場の芝3400m、G3で2月に施行
グレード制導入前は4月(ズレても3月末)に施行。
1984年からは1月~2月で固定
エメラルドS(5月)
主に関西圏の競馬場で芝の中距離準オープンからオープン特別として施行
2007年を最後に現在は施行されていない
1996年に6月開催はあったものの、5月に施行
パール(6月)
京都競馬場の芝の中距離、準オープンで施行
開催されない時期もあるが、2000年代に施行されたほとんどが5月
ムーンストーン(6月)
レース名なし
アレキサンドライトS(6月)
中山競馬場のダート中距離の準オープンとして1月に施行。
6月に施行された例は一切ない。
ただし一部1月と設定している場合もあり、
一概に間違いとは言えないかもしれない。
ルビーS(7月)
施行回数は少ないが、東京、新潟、福島で7月に条件戦で施行された例がある。
ペリドット(8月)
レース名なし
サードニックス(8月)
1988年の8月に一度、福島競馬場で2勝クラスの条件戦として施行された。
サファイヤS(9月)
1983年~1995年までエリザベス女王杯の前哨戦として芝の中距離重賞で施行
ほぼ9月開催だが、10月頭にずれ込むこともあった。
オパールS(10月)
京都競馬場の芝1200m、オープン特別として施行
距離が変動しても、競馬場が代替で変更になっても、
一切暦のずれ込みが無く、全て10月に施行
トルマリン(10月)
レース名なし
トパーズS(11月)
京都競馬場のダート1800m、オープン特別として施行
2009年までの施行だが、芝2000m時代も含めて全て11月に施行
シトリン(11月)
レース名なし
ターコイズS(12月)
中山競馬場の芝1600m、今年から重賞
1997年に11月に施行された以外は全て12月施行
ジルコン(12月)
レース名なし
タンザナイトS(12月)
昨年初めて阪神競馬場の芝1400、オープン特別で12月に施行
ラピスラズリS(12月)
2010年より中山競馬場の芝1200、オープン特別で12月に施行
誕生石を由来にしただけのことはあり、
暦と施行時期はダイヤモンドS以外はあながち間違ってはいない。


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