3歳ダート路線の拡充を

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10月16日 2018年度の開催日程および重賞競走について発表があった。
大きな変更は、葵ステークスが重賞に昇格となることだろう。
開催時期はほぼ変わらず、今年より2週間遅れたダービーの週の土曜に施行とのことらしい。
3歳スプリント路線に目を向けたのは良いが、
オープン特別を昇格したところで、拡充とは言えないだろう。
現状で葵ステークスは3歳スプリントの春の頂点に近い位置のレースであり、
確かにここを目標とする形は明確になったが、
ここに向かうためのレースの充当すべきであろう。
そのあたりは重賞日程の発表なので未だ不明だが、
オープン特別が設置されていることを期待したい。
また、この昇格によって思い出されるのが、2005年に廃止となった
中山で3~4月に施行されていたクリスタルCの存在。
ファルコンSが6月から3月に移設され、クリスタルCは廃止となった訳だが、
ファルコンSが1400mに伸びた段階で復活させるべきではなかったか。
新たに重賞昇格とする以前にクリスタルCの復活という選択肢はなかったのだろうか。
気になるところである。
クリスタルCと1200mのファルコンS(中日スポーツ賞4歳S)が同時に施行されていた
1996~2005年の方が、今よりもレースを選択する自由度は高かったように思う。
ともあれ、短距離馬が活躍できる方向に目を向けたのは一つ前進だと思いたい。
そして、今回も置き去りにされたのが、3歳のダート路線である。
9月1日に、ケンタッキーダービーの選定ポイントレースに川崎の全日本2歳優駿が追加されたと発表があった。
この内容を踏まえた上で、ダート路線に手を入れないとしているのならば酷いものである。
すでにケンタッキーダービーの選定競走である、カトレア賞をオープン昇格。
ヒヤシンスSを重賞昇格とすべきではなかったか。
中央の3歳ダートのトップクラスがUAEやアメリカと言った海外に逃げ、
ついには国内組が地方と戦っても返り討ちにされてしまった。
早急に手を打たなければならないはず。
クラシックディスタンスに傾倒している現状の重賞ローテーション。
賞金順で出走可否が決まってしまう今の仕組みでは
ダート路線や、短距離路線からの賞金がダービー出走枠を削ると懸念があるようだが、
それぞれにきちんと番組を組んであげれば、問題はないはず。
それよりも、無理やりにクラシックディスタンスを走らせることにより削られる出走枠の方が問題であろう。
強い馬づくりをするのであれば、各カテゴリを拡充することが必要である。
もちろん拡充とは重賞に昇格させることではないことはJRAも分かっているはずだが…

重賞改革

Posted by 函館孫作