秋華賞改善案
あれよあれよと秋華賞も施行20年。
エリザベス女王杯が古馬に開放され、どうなることかと思ったが、
三冠馬を3頭輩出し、春の実績馬が順当に勝ったり、上がり馬が台頭したり、
穴馬が大駆けしたりと、順調にその歴史を刻んでいっていると言っていいだろう。
しかしながら、ある一点において、牝馬三冠体系が歪だと言わざると得ない点がある。
距離2000mであるという点だ。
従来の牝馬三冠体系は、
1970年から1975年までが桜花賞(1600m)→オークス(2400m)→ビクトリアC(2400m)
1976年から1995年までが桜花賞(1600m)→オークス(2400m)→エリザベス女王杯(2400m)
とオークスと同距離ながら、距離は短縮されなかった。
現状では、春に800m延長された距離が、秋になって400m短縮される歪な距離変遷を辿る。
通常、競走馬は、時間経過と共に、長い距離を戦うようになる。
若駒が成長し、スタミナが付き、息の入れ方を覚え、レースを覚えていく。
なるほど、加齢とスタミナの増加と距離延長は比例関係であり、
距離が長くなるのは当然の流れである。
また、同等な距離を戦い続けることもあるが、
距離を短縮させるのは、一部例外であって、王道路線が距離短縮というのは
あまりいただけない。
牡馬三冠も本場イギリスのクラシックも、距離は長くなるのが当然であり、
アメリカの三冠は2戦目のプリークネスSで0.5ハロン短くはなるが、
ダートであること、春に全て完了することを考慮すると、あまり参考にはならないだろう。
秋華賞を菊花賞と同等の3000mに延長しろというつもりはない。
短~中距離馬が必要とされる時代に、わざわざ牝馬を3000m走らせることもない。
まずは、従来のビクトリアC、エリザベス女王杯時代と同じ2400mにすべきである。
しかしそれでは、あまりに進歩がない。
オークスを1952年以前に戻し、秋に開催、秋華賞を2戦目に移動し
400mずつの距離延長も考えたが、あまりに懐古過ぎて、
JRAの重賞改革に文句を言えるレベルではなくなってしまう。
そこで、秋華賞改善案としたが、秋華賞を2400mにするのと同時に、
オークスを2000mにするのはどうか。
1600m→2000m→2400mと理想的な400mずつの距離延長。
クラシックにメスを入れるのは、勇気のいることだが、
フランスではジョッキークラブ賞(仏ダービー)が2005年に2100mに距離短縮したこともある。
(元来ディアーナ賞(仏オークス)は2100mである)
2400mないし、12ハロンが根幹距離ではあるが、
中距離区分の2000m、10ハロンも評価が高くなっている昨今の情勢。
ダービーにメスを入れるのは、難しいかもしれないが、
牡馬に比べ、主戦場が短めに設定されている牝馬。
牝馬の頂点を2000mにするのは、それほどおかしな時代ではないと感じている。


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