世界の壁は厚かったのか?

世界の壁は厚かった

2015年のドバイミーティングは、日本馬全滅に終わり、

どこからともなく、こんな声が聞こえてくる。

しかし、果たして世界の壁は本当に厚かったのか。

ホッコータルマエはドバイワールドCで先行して5着、
大きく離されたが、昨年に比べて大きく前進。

ワンアンドオンリーはドバイシーマクラシックで3着、
UAEダービーのディアドムスは先行して存外だったが、
ゴールデンバローズ、タップザットは十分やったと言えるだろう。

この辺りは、さほど世界の壁が厚かったと感じるほどではなく、
勝てなかったにしろ、よくやったと思えるし、
次にも期待が出来る。

しかしこの2頭はどうか。

ハープスターは見せ場なく沈み、
エピファネイアは戦意喪失。

ハープスター、エピファネイアは世界で戦える器だったのかと言えば、
答えはNOだろう。

もちろん世界で戦えるパフォーマンスは秘めているのだろうが、
完全に舞台を間違えている。

最高勝ち距離2000mの桜花賞馬を、2410mの海外G1にぶつける。
同じ賞金額ならデューティーフリーの方がいくらか勝機があったろう。

また過去ダートを経験したこともない馬を、最高峰にぶつけて、
「ダートが合いませんでした」はないだろう。

いくら競馬は賭け事で、挑戦の連続だからと言って、
これは無謀であるし、少しはリスクヘッジを考えたらどうか。

この2頭に関して言えば、世界の壁が厚かった訳ではなく、
自身が弱かっただけのことである。

バカの一つ覚えのようにドバイドバイではいけない。

同時期、国内でG1クラスでないにも関わらず、オーストラリアのG1で善戦した日本馬がいた。
安田記念後に低迷していた馬が、再度G1を勝利した。

少しはレースを選んだらどうか。

未だ日本馬が制していないレースであれば、日本馬初に色気が出るのも頷ける。
しかし既にステイゴールドヴィクトワールピサが制しているこのレース。
さほど、なりふり構わず無謀に挑戦するレースでもないように思えるが。

確かに古馬のこの時期、中距離馬は、宝塚記念まで国内に適鞍が無い。

欧州の競馬もまだ本格的にシーズンでないこの時期、
アメリカも芝の大きいところはまだない。
本当に中距離馬のレースは探さないとならない。

この時期のドバイや、豪州、シンガポール、香港に目を向けるのは当然だが、
ただしレース選びを間違わなければの話。

リアルインパクトは豪州G1制覇で、国内のG2と同程度の賞金を得た、
またジョージライダーSのタイトルは、後に評価されることだろう。

中距離馬のローテーションは、世界に目を向けて、
色々と考えなければならないと言っているのと同時に、

さっさとJRAは宝塚に前に中距離の大きいところを作れと、
遠まわしに言っているだけである。

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