馬七人三

昔からの格言に「馬七人三(うましちひとさん)」というのがある

馬が七分、人が三分。
競馬は馬の力だけで決まるものではなく、騎手の及ぼす力が三分あると言う格言だ。

馬が八分で人が二分、六分四分という人もあり、
馬と騎手の割合は人によって違う。

この格言、筆者は正確であるとも思うし、そうでないとも思う。

業として騎手であるのが前提だろうが、
例えば、ディープインパクトに筆者が乗ったところで、武豊が乗ったどんな未勝利馬にも勝てないだろう。

例えは極論だが、
新人騎手とベテラン騎手を同列で三分の範囲に納めてしまうこの格言にふと疑問を抱いた。

競馬を見ていると
騎手の腕が左右するのは、三分の範囲内に納まるとは思えないことが多々ある。

騎手が腕だけで勝たせた(と思える)レースもあるし、
騎手がどんなに失敗しても、馬の素質だけで勝ってしまうレースも沢山ある。

そこで筆者は、
馬に負担をかけない事が、馬の能力を100%に近いレベルで引き出せる。
元々持っている馬の能力を100%以上に引き出すことは不可能。
つまり馬の能力を0~100の間でどの程度発揮させることが出来るかが騎手の腕だと言う事。
そう考えている。

極端な話、馬をずっと抑え込めば、馬の能力を1%も発揮せずにレースを終わらせることは可能な訳だ。
(公正競馬的に不可能だが)
この場合、騎手の及ぼす力は十分、100%であり馬は0、格言にはマッチしない。

騎手とはいえ、馬にとっては50kgの重りな訳で、
軽いほうが有利に決まっている。
騎手は馬の余計な負担であることは間違いない。

空馬が一番早いなどと言うつもりはもちろんなく、
操縦士としての機能は大切なことは承知している。
あくまで、騎手が意図的にしろ、そうでないにしろ、
馬を遅く走らせてしまうこと自体が負担であるということ。

結論として
故に上手い騎手は、馬10人0に限りなく近くなる。
逆に下手な騎手は、馬0人10に限りなく近くなる。

馬の負担である騎手を、どれだけ馬に感じさせないかという点が筆者の結論である。

平均値で「馬七人三」な訳だと思うが、
最近の騎手は、馬の負担になっているようなのが多いような。

今年から異国から、上手い新人が2人も入ってくるので、
国内組も精進して欲しいなと思うところ。

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