八冠ではなくG1 8勝である
競馬に関する話題で、気になる見出しがあった。
「八冠」
である。
以前このブログにて「三冠」はすべてを制した馬が称えられる称号であって、
2冠の延長上ではないと書いた。
三冠とは
五冠馬シンザンを筆頭に、三冠馬がそれ以上に功績を積み重ねた場合にのみ
数字を足すことが許され、特にシンザンについてはすべての冠を合わせても5つだった時代に
これを全制覇していることからそう呼ばれ称えられていることを特筆した。
現在の中央競馬ではG1が数多く作られ、複数のG1レースを勝つ馬が多数輩出される時代だが、
G1を3勝した馬と三冠馬では格が全く違うことは明白だろう。
さて見出しの八冠だが、当然アーモンドアイの次走天皇賞を制した場合におけるG1勝利数に端を発する。
アーモンドアイは2018年の牝馬三冠馬であり、確かに三冠馬がその後の功績を積み重ねている。
しかし仮にアーモンドアイが現状七冠馬であるとして、シンボリルドルフやディープインパクトに格で及ばないのは、
牝馬三冠馬であって、ヴィクトリアマイルを数に数えているからであろう。
歴代の三冠馬は、三冠以降の勲章すべてが八大競走やそれに準ずる格式の高いレースであった。
八大競走は3歳5大クラシックと春秋天皇賞、有馬記念の8つを指し、これらは伝統と格式のあるレースである。
ジャパンCはここに含まないが、1984年に有馬記念、天皇賞と同額賞金で創設され、現在では最高賞金レースであること。
宝塚記念も含まれないが、1987年以降は他の古馬G1と同額賞金を与えられたことで、現在では凡そ同格に近いレースとして扱われている。
冠はこれらのレースでないといけないのである。
牝馬三冠としている以上は秋華賞は冠に加えてもギリギリ許容できるとして、ヴィクトリアマイルはいただけない。
ドバイターフの取り扱いが難しいところ(個人的には不可)だが、これを加えても六冠がいいところだろう。
メディアがこぞって八冠という言葉を多用しているようだが、
無理やりヒーロー/ヒロインを作り上げているように思えてならない。
G1濫立と合わせて、全くもって逆効果である。



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