重賞戦線改革 3歳短距離馬はどうすればいいのか

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2014年より2歳重賞が大幅に変更され、
来季のクラシックへ向かうために中距離路線が拡充された。
京都2歳が2000mの重賞に。
ラジオNIKKEI杯はホープフルと名前を変えて中山2000のG2に
いちょうSは(2015年よりサウジアラビアロイヤルC)1600の重賞に。
2014と2015の年間予定表を繋げてみれば、
ホープフルの2週後に同場同距離(なのに格下の)の京成杯があるのがどうも解せないのだが、
今回は置いておく。
過去、2歳重賞が大幅に変更されたのは1997年。
この時も、中距離路線の拡充がなされた。
当時2歳重賞は殆どが1200mで秋のG2 2つが200m伸び、
暮れのG1がさらに200m伸びるといった、昔からの流れを組んだローテーションだった。
ある意味分かりやすく、ある意味面白くない番組編成だった。
1997年の改革では、一律横並びのローカル開催2歳重賞にメリハリをつけ、
新潟3歳Sは200m伸びた1400m。
札幌3歳Sは一気に600m伸びた1800m。
さらに秋のG2にも変化を付け、京都の
デイリー杯3歳Sが200m伸びた1600m
前年の大改革では1800mの府中3歳S(現在の東京スポーツ杯2歳S)が重賞格上げ
牝馬限定のファンタジーSは1400m
ローカル2歳重賞で今も1200mなのは、小倉と函館を残すだけとなった。
来季のクラシックを見据えた、番組編成なのは良いが、
これは偏り過ぎなのではないだろうかと感じている。
例えば、クラシックを意識しないスプリンターはどうだろうか。
2歳戦線はまだいい。
一般的に仕上がりの早いスプリンターは2歳初期から活躍することだろう。
函館2歳、小倉2歳のG3があり、年末までは1200mのオープン特別が月に1回程度は組まれているので、
さほどローテーションを苦にすることはないだろう。
しかし年が明けてみれば、いつの間にかクリスタルCが廃止され、
ファルコンSは1400mになり、1200m戦線を戦おうとすれば、
重賞参戦は古馬混合の6月の函館スプリントS、7月のCBC賞まで適鞍はなく、
オープン特別ですら5月の葵Sまで待たなければならない。
なぜ3歳短距離路線の肝として機能していたクリスタルCを廃止したのかは
未だに分からない。
晩年は距離の融通が利くようになったが、
早い段階で1200mの適性を見出したロードカナロアの戦績を見ると、
3歳春先~夏にかけて使いどころに困っているのがよく分かる。
せめて3歳スプリンターが春先に目指す重賞を設置しておくべきだろう。
東京のマイルばかり新設していないで、必要な場所に必要な重賞を設置するべきではないか。

重賞改革

Posted by 函館孫作