武豊未勝利重賞制覇の可能性2025 前半
2024年は交流を含めて重賞12勝を挙げるも、
初制覇となったのは新たに交流重賞となった不来方賞のみに留まった。
2025年は開催競馬場の時季変更などに伴い、名称変更が多くなり、
あっちがこっちでこっちがあっち、俺があいつであいつが俺で状態。
累年成績等を使うデータ派にとっては頭が痛い。
更に競走条件は引き継ぐものの回次を改めるなど新規重賞の扱いをするレースもある。
ユタカはその殆どを制覇しており、ここまでの功績が無に帰す訳ではないものの、
全重賞制覇への偉業に向けては、無駄な横槍が入った形とはなる。
ユタカだけではなく、そのレースを制してきた数々の馬や騎手、関係者、レースの名称や価値、
過去積み重ねてきた歴史と成績を軽視する改悪に呆れてしまい、興覚めする部分もあるが、
それも含めて2025年前半の未勝利重賞制覇に向けて展望したい。
例年通り1月の中山開催が鬼門。
中山金杯
フェアリーS
京成杯
と未制覇重賞が3週連続。
24年度は京都金杯から始動予定で中京開催中心での騎乗になりそう。
上記重賞はまた来年以降ということになりそうだ。
早速1月最初の小倉開催で愛知杯の施行条件を引き継ぎ、回次を改めた小倉牝馬Sが施行。
3月に移設した愛知杯は競走条件を京都牝馬Sから引き継いで施行。
ユタカが4勝した京都牝馬Sが第59回を最後に廃止の形となった。
東京に替わって根岸S
距離は長いが東京コースは合いそうなチカッパが有力。ジレトールも悪くなさそう。
3月のオーシャンSはユタカの5つあるJRA未騎乗重賞のひとつ。
スプリントの候補は復帰戦がまずまずだったジャングロ、
まだ終わってないゾンニッヒあたりはどうだろう。
今年は裏開催に重賞がないので是非。
4月のチャーチルダウンズCはアーリントンCから名称変更。
こちらは1992年にペガサスSからアーリントンCに変更になった際に回次を改めた経緯があるが、
今回は回次を引き継ぎ、第34回として施行予定。
ちなみにユタカはペガサスSを1勝、アーリントンCを7勝している。
日程変更で皐月賞の裏開催になった福島牝馬Sは絶望的。
一応はヴィクトリアマイルの前哨戦に位置付けられており、
例えばボンドガールが出走すれば可能性はあるだろうか。
逆に5月の新潟大賞典はG1の裏開催から外れ、平地重賞は土曜の新潟だけの日。
G3のハンデ戦では出走馬は絞りにくいが、以前よりは可能性は上がった。こちらも未騎乗重賞。
6月の府中牝馬SはマーメイドSを東京競馬場に変更としたことで改称した形で回次はマーメイドSを引き継ぐ。マーメイドSは3度制覇しているので、この府中牝馬Sは未制覇としては扱わない。
尚、下半期の話になるが、2024年までに施行されていた秋の府中牝馬SはアイルランドTと名称変更になり、回次を改める予定。見た目上「府中牝馬S」の名称は残るものの、従来の府中牝馬Sはユタカ未制覇のまま廃止となる。
同日に新設重賞しらさぎSが施行。
米子Sを名称変更して重賞格上げなので、古馬のマイル路線。
安田記念の2週後なので、一線級の出走はない。
関西の重賞なので騎乗する機会は十分あるだろう。
昨年までに7まで減らした中央重賞前半戦だったが、ゴールが二つ伸びて9つに。
増えた二つは関西圏なので、残っている関東圏7つよりはチャンスはありそうだ。
地方交流重賞は2023年までに前半戦完全制覇済みだったが、
2024年に3歳ダート交流重賞路線が新しくなり、今まで南関東ローカル重賞だったものが、
交流重賞として生まれ変わったため、
ブルーバードC
雲取賞
京浜盃
羽田盃
東京ダービー
またTCK女王盃が兵庫女王盃に改称し回次を改めたため追加。
この6つの交流重賞が未制覇。
まだ勝ち上がったばかりだがメイケイレイン、距離次第でヤマニンバロネスはどうか。
古馬牝馬ならもっと上が理想だがオーサムリザルトはいつ復帰するのか。
海外遠征は現状であまり見えてこないが、
主なところでは、2月のサウジアラビア、3月のドバイミーティング。
4年間ユタカの主軸だったドウデュースが引退してしまったが、
王道路線ではない未制覇重賞には既存の軸よりも新たな出会いが必要。
2025年どんな出会いがあるだろうか。
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