新人騎手の騎乗機会
新人騎手がデビュー2週目に突入し、今週末の騎乗予定も入っているようだ。
先週の成績を顧みると、東高西低。
美浦所属の騎手が勝利までは行かずとも、
低位人気馬を複勝圏内に持ってきており、結果を残した。
坂井も唯一栗東所属の新人としては2着があるが、
1番人気だったこともあり、むしろ調教師から叱責を受けたようだ。
先週の結果は
菊沢 :8鞍中6番人気を2着1回
藤田菜:3鞍中3番人気を2着1回
木幡巧:8鞍中3番人気と7番人気を3着2回
坂井瑠:7鞍中1番人気を2着1回
荻野極:4鞍中最高8番人気を5着
森裕 :6鞍中最高6番人気を6着
特に藤田に関しては、中央デビュー前の川崎競馬にも参戦しており、
6鞍中、4番人気で2着1回、3着1回と過剰人気馬ながら馬券にしている。
中央競馬は1週間がスパンとは言え、
早くも、先週の結果が出ているようで、
良積の美浦所属騎手では
菊沢に6鞍(自厩舎1)、
藤田菜に7鞍(自厩舎2)、
木幡巧に9鞍(自厩舎7)と馬が集まったが、
対して栗東所属騎手には
坂井瑠に4鞍(自厩舎2)、
荻野極に4鞍(自厩舎2)、
森裕に2鞍(自厩舎2)と美浦所属の半分以下の騎乗予定に留まっている。
もちろん、1週間の結果だけを切り取ったのみであり、
これが全てになる訳ではないだろうが、
先週の結果が招いた、今週の予定である。
さらにひとつ付け加えておきたいのが、いわゆる「コネ」の部分である。
先週馬券に絡んだ4人のうち、実に3人が血縁者に競馬関係者を持っている。
競馬関係者以外は藤田菜であるが、フィーバーぶりをみると、
これも一つのコネに近いものがあると感じる。
すでに、菊沢、木幡巧、坂井瑠、森裕らがエージェントと契約しており、
競馬関係者の血縁者が4人中3人。
木幡巧が父親の木幡初広騎手と同じエージェントであるあたり、
エージェントとの契約にこぎつけるのも、一つコネという部分が影響しそうだ。
筆者は特に「コネ」というものを非難はしていない。
むしろあってしかるべき存在であるし、使えるコネはどんどん使うべきだと思っている。
正直競馬関係の仕事など、狭き門ではあるが、なり手が少ないのも事実。
コネや村社会が蔓延している中で、一般人が参入しようと思わない部分もあるが、
もしコネや血縁者を禁じてしまえば、競馬が成り立たなくなってしまう。
故に競馬の人資源という点では、競馬関係者のご子息、ご息女は是非とも確保しておきたい人材であると言える。
コネを持っている騎手には、やはりある程度の騎乗数が見込まれ、
先週も実際その通りの傾向にあった。
実力で騎乗馬を確保しなければならない世界だが、
その実力を発揮するには、騎乗馬が必要な訳で、
結果よりも、やはり機会がもっとも重要になってくる。
どんなに上手い騎手でも、競馬に乗っていなければ勝つことは出来ないわけで。
となると、最初の歯車は肝心で、
上記のとおり、新人騎手の先週の結果から、荻野極と森裕を少し心配してしまう。
競馬学校を出たての新人騎手に、一発本番で結果を出せというのは酷ではないか。
確かにそれがプロの道なのではあるが、
過去機会を与えられないままに、去って行った人材は数多く、
このあたり人資源の確保は、改善していかなければならない。
そこで、一つの提言として、
新人騎手だけのレースを実施したらどうか。
既に過去、若手騎手の活躍の機会を確保を目的として、
見習騎手限定競走、若手騎手限定競走として、実施されているが、
期間が限定されていたり、レース数が少なかったり、1競走だけだったりと、
目的はどうも達成されていない。
どちらかといえば、長期にわたり騎乗馬を確保でき、
成果を見せられる場、システムが必要であると思う。
想定する概要としては、
1.東西それぞれの1開催に2鞍程度×13開催。(出来れば1日2レース)
2.全10場の芝とダートで持ち回り。
3.条件は未勝利~500万下程度。
4.騎乗馬の割り振りは抽選。
5.年間通してポイント制で表彰。
6.敢えての9R~準メイン、最終競走あたりで、人目にさらす、テレビ中継に合わせる。
現在JRAの見習い騎手(減量騎手)は東西合わせて21名。
この時期は最も見習い騎手が多くなるが、
通年で東西でレースを行うくらいの人材は揃うだろう。
全競馬場を経験させ、馬資源の確保が容易な、低位クラスの馬で、
平等に抽選し、年間を通して、東西それぞれで通年26鞍の騎乗確保、26勝を割り振り、
競馬関係者以外にも、騎乗内容を見てもらう。
こういった内容でどうだろうか。
騎乗機会となるとエージェント制にも噛みつかなければならないが、
今回は特に新人騎手の騎乗機会について考えてみた。






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