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サラブレッドとは何なのか?
そう考えたときに、まずは三大始祖の名前を思い浮かべる。
ダーレーアラビアン
ゴドルフィンアラビアン(ゴドルフィンバルブ)
バイアリーターク
この三頭がサラブレッドの三大始祖であり、
現在、サラブレッドと呼ばれる馬の父系を遡っていけば
必ず何れかの馬にあたるはずである。
ではこの三頭はサラブレッドなのかと言えば、答えは否である。
名前の通りダーレーアラビアン、ゴドルフィンアラビアンはアラブ
(ゴドルフィンバルブという名称が使われる場合もあるが
バルブではない)。
バイアリータークもターク(トルコ馬)という名称ではあるが
トルコ産のアラブである。
ではその血を脈々と受け継いだ現代の競走馬は
アラブかと言えば、その答えも否である。
現代の競走馬は紛れもないサラブレッドなのである。
ではサラブレッドとは何なのか。
定義としてはこうある。
サラブレッドとは、国際血統書委員会が承認した血統書
(スタッドブック)に1980年1月1日以前に登録されている
父馬および母馬の交配による産駒であるか、
またはこのように登録された馬に、
その血統のすべての系統で遡れるものでなければならない
つまり簡単に言えば雑種ではない。
ということがサラブレッドの証である訳で、
生物学的に見れば、サラブレッドもアラブもタークもバルブも
相違はないのである。
ちなみにサラブレッドの語源は
Thorough(徹底的に)+bred(改良された)であり、
定義に実にマッチする。
この定義を読むと一度は納得してしまうものの、
いつも血統表を遡って考えてしまう。
例えばディープインパクトはサラブレッドである。
その父のサンデーサイレンスもサラブレッドである。
その父のヘイローもサラブレッドである。
その父のヘイルトゥリーズン、
ターントゥ、
ロイヤルチャージャー、
ネアルコ、
ファロス、
ファラリス〜もサラブレッドである。
そして更に遡ってダーレーアラビアンに行き着くと
アラブになるのである。
では逆に血統を下ってみれば5代目のエクリプスは
どうなのかと。
13代目のベンドアは…となり、
答えは迷宮入りである。
(実は血統書で答えは出ているのだが、
血統表を見るとついつい迷宮入りしてしまうのである。)
この答えを探し出すべくサラブレッドの歴史を紐解いていくと、
3つの年代が浮かび上がる。
1700年頃、1750年頃と1791年である。
1700年頃のイギリスにサラブレッドの起源はある。
この頃に王族や貴族の間で競馬が盛んになり、
イギリス在来種のハンターや海外から輸入された
アラブ、バルブ、タークなどの品種を元に改良されていった。
ちょうど三大始祖の出現の時期である。
1750年頃には三大始祖の直系、
エクリプス、マッチェム、ヘロド
という三頭の馬が出現する。
これらの馬はその後のサラブレッドの繁栄に大きく貢献する為、
この三頭を三大始祖と呼ぶ場合もある。
1791年にサラブレッドは厳格な血統登録が行われるようになる。
この3つの年代の前後に、必ずサラブレッドと
それ以外を分ける明確なものがあるのではないか。
そう考えたときに、もう一つの迷宮の扉を開けてしまった。
三大始祖はどこからきたのか?
アラブはどこからきたのか?
タークは?バルブは?
前置きが長くなってしまったが、ここからが本章である。
馬はどこからきたのか?
これを紐解いてみたい。
サラブレッドには殆ど関係ない。
来週のレース予想には全く使えない。
そもそも競馬に関係ない。
こんな内容で馬の進化論を綴っていきたい。
第一章〜馬のルーツ〜
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