弐段逆噴射

競馬死語辞典

0〜9  a〜z                    

0〜9


0

【コロ】

2分00秒→2分コロコロ
元は鉄道用語。


2

【ふた】

2番→ふたばん
元は軍事用語。
聞き間違いを防ぐため。ラジオでは健在。


3歳

【さんざい】

「さんさい」ではなく「さんざい」。1歳、2歳と4歳以降は濁らないらしい。
ちなみに、0歳は「とうざい」と濁る。2000年までは数えなので、1歳が「とうざい」


4歳クラシック

【よんさいくらしっく】

2001年より、国際パートT国入りを目指し制度改革を行った一環として、馬齢表記変更も行った。
従来使われていた数え年を満年齢表記に切り替えたため、現在の3歳クラシックのこと


6枠連単

【ろくわくれんたん】

1946〜1963年(昭和21〜38年)まで発売されていた方式
以後は、8枠連複式に変更された。


a〜z


NCK

【エヌシーケー】

「Nippon Chuo Keiba-kai」の略
1987年(昭和62年)にJRAに変更。



赤旗

【あかはた】

発走準備開始の旗が一般的だが、
発走合図に使用していたため繋駕速歩競走のことを呼ぶ場合もある


穴場

【あなば】

投票窓口のこと。かつて投票所にはこぶし大の穴が開いており、
その穴からお金、馬券のやり取りをしていたためこう呼ばれた。


雨雨降れ降れガーサント

【あめあめふれふれがーさんと】

1961年〜1973年まで活躍した社台が輸入したフランスの種牡馬ガーサントの
産駒は重馬場に滅法強かったことに準えて、童謡「あめふり」の歌詞を変えたもの。


アラブ

【あらぶ】

馬の種類でアラブ種のこと。
アラブ人、ベドウィン族とイスラム文化が作り出した馬。
ムハンマドが育成の土台を築いたとかなんとか。
競馬でアラブと言ったら、一般的にはアングロアラブを指す。


アラブのメッカ

【あらぶのめっか】

園田、姫路を有する兵庫県競馬が、
かつてサラブレッドではなくアラブのみの競馬を行っていたことによる。
1995年に中央競馬がアラブを廃止したのを皮切りに、
アラブの縮小は全国に波及し1999年には、
ついに兵庫でもサラブレッドの導入をせざるを得ない状況になっていった。


アングロアラブ

【あんぐろあらぶ】

アラブ種とサラブレッド種の交雑種。
両馬の特質を備えた騎兵乗馬用としてフランスで造成されたのが始まり。
フランスと日本などで競走馬として利用された。
競走馬としてのアングロアラブを指す場合、アラブ血量が25%以上あることが条件となる。


折り返しの新馬

【おりかえしのしんば】

かつての格付けでは、その新馬戦で負けても、
開催が変わるまでは出走新馬という扱いで新馬戦に出ることが可能であったため、
1〜2週目の新馬戦で敗退した場合、3〜4週目の新馬戦に出走することが多くあった。
この後半の新馬戦を指して呼ぶ。



外車

【がいしゃ】

外国産馬のこと。
2000年まで外国産馬に多くの出走制限がかけられ、
内国産馬と明確な線引き(差別・区別)があったが、
特に、外国製の自動車に憧れがあった時代の外国産馬に対して呼ばれることが多いようだ。
マルゼンスキーは持込み馬だが、当時の規定上、
ほとんど外国産馬と同じ扱いを受けていたため、外車と呼ばれることもある。


勝ち得

【かちどく】

現在、出走できる最も下の競走区分よりも下の競走への「格下挑戦」は認められていないが、
かつては同一開催であれば、一般競走で勝利してクラスが上がっても規定負担重量に2キロ増量で
上がる前のクラスの特別競走への出走が可能であった。これを勝ち得戦と呼んだ。


関西の秘密兵器

【かんさいのひみつへいき】

東西の交流が今より盛んでなかった時代、またクラシックの出走頭数が今より多かった時代。
皐月賞、ダービーに向けて、未だ関東未遠征、関東馬と未対決である有力関西馬のことを指して呼ぶ。
フルゲートが縮められ、東西遠征が盛んになった昨今は、
関西馬でも出走資格を求めて東上することが多いので、最近は呼ばない。
ほとんどが秘密のままにしておけばよかったということが多い。


カンカン泣き

【かんかんなき】

馬が重い斤量に敏感で、苦にする状態を指す。看(みる)貫(重さの単位)が語源。


カンパイ

【かんぱい】

発走委員が正常な発走でないと認めた場合に発走をやり直すこと。
ゲートの前方200mの地点に白旗を持った係員が旗を振ったら、発走やり直しとなる。
語源は英語の「カムバック」。聞き間違えたとか何とか。


騎乗速歩競走

【きじょうそくほきょうそう】

繋駕速歩競走同様速歩で走るが、
繋駕(馬車を曳く)ではなく騎乗して走る。
戦前の日本競馬会で実施されたほか、地方競馬場でも行われた。
益田で昭和47年に行われたのが最後の記録である。


奇跡の血量

【きせきのけつりょう】

競走馬の配合では、インブリード(近親交配)を意識的に行う場合がある。
両親の血量を50%ずつと計算し、三代前の祖先と四代前の祖先が同じ馬の場合、
12.5%+6.25%=18.75%となり
この18.75%を有する競走馬に名馬が多かったことからこの血量を奇跡の血量と呼んだ。


銀杯

【ぎんぱい】

アラブ系競走のオープン特別、第1回東西2〜4日目あたりに施行されていた。
金杯のアラブ版。


繋駕速歩競走

【けいがそくほきょうそう】

一人乗りの二輪馬車を曳いて(繋駕)走る古代の戦車競走を由来とする競走のこと。
トロッター種、スタンダードブレッド種が主に馬資源とされ、
その名の通り速歩(トロット)で走る。
アラブ同様、サラブレッドの生産頭数が少ない時代に競馬を支えていたが、
サラブレッドの生産頭数が増加し、
中央では昭和43年に、地方では盛岡で昭和46年を最後に廃止された。



三分三厘

【さんぶさんりん】

ゴールから逆算して残り660m付近のこと。
3〜4コーナー中間地点あたりの勝負どころを指す。
ゴールまで600mだとする説もある。


シード馬

【しーどうま】

単枠指定された馬のこと。 単枠指定の項参照。


シード制

【しーどせい】

単枠指定導入時の名称。 単枠指定の項参照。


外枠希望

【そとわくきぼう】

南関東競馬でかつて存在した制度。
基本的にコース設定上不利とされている外枠だが、
馬の気性やゲート不安により希望することがあった。
ただし必ずしも大外枠とは限らない。



ダービーポジション

【だーびーぽじしょん】

東京優駿競走において、4コーナーを回る際、10番手以内のこと。
1961年にフルゲート32頭であった出走頭数は、馬番連勝の導入や、
単枠指定の有利不利改善などで年々削減され、1992年には18頭に。
出走頭数が多かった時代、ダービーを勝つためには相当の馬群を捌く必要があった訳で、
それを表した言葉。
ちなみに「ダービーを勝つのは最も運のある馬」と言われたのは、出走頭数が多かった時代のこと。


単枠指定

【たんわくしてい】

かつて連勝式が枠番連勝式のみの発売であった。
枠連のみの場合、圧倒的な人気馬が取り消した際でも、
同枠に他の低人気馬が存在する場合に、馬券の返還を行う事が出来ず、
的中確率が大きく変動する可能性がある。
そのため、事前に単勝支持利率が概ね30%を超えるであろうと予測された馬に対しては、
同じ枠に他の馬を入れないという仕組みのこと。
導入時は「シード制」と呼ばれ、指定された馬は「シード馬」と呼ばれたが、
主催者による予想行為であると批判され、名称を改めた。
1991年の馬番連勝式導入の際に廃止された。


テレビ馬

【てれびうま】

実力的に劣り、玉砕的な逃げ戦法を打つ馬のこと。
レース前半ではテレビ中継で多く映ることから。
当然のことながらダービーなどクラシックや大レースで
テレビ中継があるレースに出走出来るレベルの馬である。
全てのサラブレッドがダービー、天皇賞を目指していた時代、
距離区分が整備されておらず、短距離馬がペース配分や折り合いに苦戦し、
前で競馬をしなければならなかったことも一つの要因である。


天神乗り

【てんじんのり】

騎手の乗り方のひとつ。 アブミを長く持ち背筋を伸ばして馬の背と垂直にまたがった騎乗スタイル。
天神乗りは背中に直接かかるので、馬の負担が大きくスピードが出にくい。
1958年(昭和33年)に保田隆芳騎手が米遠征において修得したモンキー乗りを導入するまで、
国内では天神乗りが主流だった。


テンプラ

【てんぷら】

アラブ血量を偽り、アングロアラブとして登録されたサラブレッド系種のこと。


当歳

【とうざい】

生まれた年の0歳馬のこと。
「とうさい」ではなく「とうざい」と呼ぶらしい。
2000年までは数えなので、1歳を「とうざい」と呼んだ。


東上最終便

【とうじょうさいしゅうびん】

ダービー、皐月賞といった関東で行われるクラシック競走のための関西の前哨戦のこと。
特に毎日杯、京都4歳特別をこう呼ぶことが多い。


特配

【とくはい】

払戻金が最高200円に制限されていた時代、余分の配当金を不的中馬券に対して分配したが、
これを特別配当といった。

類似語:特払い


特払い

【とっぱらい/とくはらい】

投票法毎に勝馬投票の的中者がいない場合には、その投票法に投票した購入者全員に対して、
特払いとして払戻率の額面を払戻すことをいう。
ただし、WIN5では的中者がいない場合に、キャリーオーバーするため、特払いを行わない。

類似語:特配


特ハン

【とくはん】

特殊ハンデキャップ競走の略。大ハンデとも呼ぶ。
1913年(大正2年)に東京競馬倶楽部にて開催二日目のメインイベントとして創設された。
事前登録料を支払い、発表されたハンデキャップに同意して出場するもので、事前登録料、
二次登録料、最終登録料の総額を1着70%、2着20%、3着10%の割合で付加賞として還付した。
(特別登録料金、および付加賞の割合は各競馬倶楽部によって定められた。)
それまでの国内レースは主催者が賞金を用意するものであって、馬主が賞金を供出する
いわゆるステークスレースの形での競走は当時画期的であった。
創設初年度以降は長らく休止されたが、1923年(大正12年)の競馬法施行より復活し、初日の
メイン競走として、最終日の優勝戦と並び、一流古馬が目指す高額賞金レースとして人気を博した。
後に高額賞金の特別競走が充実し、相対的な価値は下がったものの、
一流馬が登場する初日のメインとして名は残った。
ハンデキャップの特別競走が増えたが、前述の通り、開催初日に限り以後も特ハンと呼ばれた。


特券

【とっけん】

1000円分の勝馬投票券のこと。
現在は窓口若しくは自動券売機で100円単位で指定した買い目が購入できるが
その昔は、1枚10円を基準として
20枚券(200円券)、
50枚券(500円券)と
100枚券(1000円券)の3種類であった。
この内、最も高額な1000円券のことを特券と称した。
また、一つの投票窓口で一つの買い目しか買えなかった。
枠番連勝式のみの発売であったため、1-1〜8-8まで窓口が並び、
購入者が例えば、1-2、1-3、2-3と買うためには、
三度購入窓口に並びなおす必要があった。


友引除外

【ともびきじょがい】

単枠指定制度に似た制度、有力馬が取り消した場合、同枠の馬も同時に取り消され、
馬券を返還した制度のこと。
地方競馬で使用された制度。単に「友引」とも。
中央競馬でこの制度が存在したことはないが、
非公式に行われていたことをうかがわせる資料がある。
1971年の有馬記念で先に出走を取り消したメジロアサマと同じ枠だったカミタカは、
公式には感冒により出走を取り消したが、 1973年に作成された「競馬懇談会中間報告書」には
「馬主に対し競馬会から説得して」出走を取り消させたと記されている。


土塁障害

【どるいしょうがい】

土の土台の上部に生垣が植えられた障害のこと
対して地面から生垣が直接生えている障害のみ生垣障害と呼んだが、
1999年の番組改革より、土塁型、生垣型ともに生垣障害に統一された。




平場オープン

【ひらばおーぷん】

重賞でもオープン特別でもない「平場」のオープン競走。
1983年(昭和58年)まで施行されたが、売上が期待できないという理由で廃止された。
現在より重賞数が少なかった時代、オープン馬の出走機会の確保のために必要性が高かった。
また実戦を通じて目標のレースに向けて仕上げるケースも多かったため、
オープン馬が調教代わりに使った。
有名どころではシンザンがダービー前、菊花賞前、有馬記念前に調教代わりに使って、
2着になっている。
また、一流馬でも調教代わりの平場オープンでは負けても仕方ないと言った暗黙の了解があった。


府中の右回り

【ふちゅうのみぎまわり】

かつて東京競馬場の芝コースには1000m・1100m・1200m、
ダートコースには1000m・1100mの距離が右回りで設定されていた。
このうち芝1200mの競走については1984年まで施行された。


冬枯れの芝

【ふゆがれのしば】

ウィンターオーバーシード法を施されていない冬の芝コース。
1990年代前半までは、オーバーシードで洋芝を育成させず、
寒冷期(11月〜3月)に育成の止まった冬枯れの黄色い芝が印象的。
1981年の第1回ジャパンカップで欧州の競馬先進国の馬が招待され、
11月の冬枯れした日本の芝コースを見て、
「どこに芝馬場があるの?」と言ったとか何とか。
通年緑化に成功したのは1992年の阪神競馬場から。



マル外ダービー

【まるがいだーびー】

長らく日本競馬は閉鎖的であり、外国産馬の出走には厳しい制限が加えられていた。
外国産馬は、丸の中に外の「マル外」の印が当てられ、内国産馬と区別され、
出走するレースの制限が多くあった。G1の中でもクラシックは特に顕著であり
ダービーに出走できない外国産馬が3歳(当時は4歳)春に目標としたレースを指す
ダービーに一切の出走資格がなかった2000年以前のNHKマイルC、
またNHKマイルC創設(1996年)以前のニュージーランドT4歳Sを指す


マンシュウ

【まんしゅう】

万馬券、100倍以上の払戻のある的中馬券、および配当の事。
もとは競艇用語で、万舟が語源。


未出走戦

【みしゅっそうせん】

かつて施行されていた、
未勝利戦の中でまだレースに出走していない競走馬しか出ることの出来ないレースのこと。
新馬戦の開始時期が早くなったことから2003年に廃止された。



呼馬

【よびうま】

サラブレッドの自由購買馬のこと。
戦前、「抽せん馬」にたいして使われた言葉で、現在では使われない。
戦前のサラブレッドは「抽せん馬」が主流をなし、自由購買馬すなわち「呼馬」はごく少数だった。
「呼馬」限定のレースが当時は行われていたが、出走馬はみな格の高いオープン馬であった。




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