平成三強 | ||||
| 1988年 | オグリキャップ | スーパークリーク | イナリワン | |
| 12月25日 | 有馬記念 | 1着 岡部 幸雄 | 失格 武 豊 | - |
| 1989年 | ||||
| 10月8日 | 毎日王冠 | 1着 南井 克巳 | - | 2着 柴田 政人 |
| 10月29日 | 天皇賞 | 2着 南井 克巳 | 1着 武 豊 | 6着 柴田 政人 |
| 11月26日 | ジャパンC | 2着 南井 克巳 | 4着 武 豊 | 11着 柴田 政人 |
| 12月24日 | 有馬記念 | 5着 南井 克巳 | 2着 武 豊 | 1着 柴田 政人 |
| 1990年 | ||||
| 4月29日 | 天皇賞 | - | 1着 武 豊 | 2着 柴田 政人 |
| 6月10日 | 宝塚記念 | 2着 岡 潤一郎 | - | 4着 柴田 政人 |
| 対オグリキャップ | - | 2勝2敗 | 1勝4敗 | |
| 対スーパークリーク | 2勝2敗 | - | 1勝3敗 | |
| 対イナリワン | 4勝1敗 | 3勝1敗 | - | |
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オグリ、クリーク、イナリの3頭が初めて顔を合わせたのは、89年秋の天皇賞。 前年度クラシック登録なく、裏街道を連勝し、有馬記念を勝ったオグリキャップは この年の2月に右前脚球節捻挫、4月に右前脚繋靭帯炎を発症し、前半戦を棒に振った。 秋の復帰戦オールカマーでは、レコード勝ち。 ベストマッチと称された毎日王冠ではイナリワンをハナ差降していた。 後脚筋肉痛が長引いたスーパークリークもこの年の前半戦は休養に充てた。 復帰初戦の京都大賞典をレコード勝ちし、2頭共に順調に復帰した。 一つ年上のイナリワンは、この年に中央転厩。 馬主の評では芝向きとのことだが、東京大賞典のタイトルを引っ提げての中央入りだった。 転厩初戦〜2戦目は環境の変化に馴染めず敗退したものの、 天皇賞春、宝塚記念を連勝し、2頭が休養中にタイトルを獲得した。 秋初戦の毎日王冠は、距離適性から3番人気に甘んじ、前述の通りオグリキャップにハナ差敗退した。 天皇賞秋では、復帰後連勝のオグリキャップが1馬人気。 前年の有馬記念で敗退していたスーパークリークが2番人気。 毎日王冠で負けたイナリワンは、ここでも距離適性が嫌われ4番人気となった。 前目で競馬をしたスーパークリークが後続を振り切って優勝 馬群をサバくのに苦労したオグリキャップは外から追いこんで2着。 イナリワンは良いところなく6着入線だった。 スーパークリーク、イナリワンは次走をジャパンカップとしたが、 オグリキャップはジャパンカップ前週のマイルチャンピオンシップに出走。 天皇賞同様、前が壁になり進出が遅れたが、進路を内に選び 残り50mでバンブーメモリーを差し切った。 ジャパンカップでは、天皇賞から臨戦のスーパークリークが1番人気、 連闘で挑んだオグリキャップがそれでも2番人気となり、 天皇賞で評価を落としたイナリワンは8番人気だった。 イギリスのイブンベイが暴走、番手、アメリカのホークスターを5馬身前に見るように、 オグリキャップ、スーパークリークが並走。 3番手のホーリックスが世界レコード2:22.2で優勝し、 長らくレコードホルダーの欄にその名が刻まれたが、 外から差してクビ差2着のオグリキャップも同タイムだった。 逃げバテたイブンベイ、ホークスターを差して、 後方からのペイザバトラーに差されて4着はスーパークリーク。 天皇賞以上に見せ場なくイナリワンは11着に沈んだ。 狂気のハイペースとなったが、掲示板5頭中4頭が先行勢だった異例のレースだった。 89年最後の大一番にも、もちろん3頭は名前を連ねた。 前走、前々走を連闘で挑んだオグリキャップは、疲れも危惧されたが、 ファンはその力強さを支持し1番人気。 スーパークリークが2番人気で離された3番人気サクラホクトオーで2強ムード。 イナリワンは、手薄なメンバーでも4番人気だった。 レースはオグリ、クリークが先行、後方にイナリワン 淡々と流れるペースに道中は変化なく、3、4角で内から上がってきたイナリワンが オグリを交わして直線抜け出ていたスーパークリークを捕えて優勝。 オグリは疲れを見せ5着に沈んだ。 翌年は、スーパークリークが再度の筋肉痛で宝塚記念回避と、秋初戦は快勝したが左前脚繋靭帯炎発症で天皇賞回避。 イナリワンは春こそ天皇賞→宝塚記念と臨戦したが、秋は脚部不安からレースは見送り、 1989年の有馬記念を最後に、3頭は顔を揃えることはなかった。 2頭の不在のまま、1990年の秋はオグリキャップも調子を崩し、 有馬記念で「奇跡の復活」「感動のラストラン」となったのはここでは触れないが、 スーパークリークとイナリワンが居たらば、シナリオは違ったかもしれない。 また、3強対決の中で、オグリキャップは最先着こそあるが、1着になったことはなかった。 |

